カラクラつーちゃん！画像はWikipediaより引用
昨日Twitterでも見かけたのですが、「ジョブズ復帰前のMacはダサかった」とか「ジョブス神」みたいな意見、彼が亡くなって12年くらい経った今でもよく見られる・・・というか、なくなってしまったからこそ（Apple設立者の一人と言うこともあって）より神格化されてしまった感はあるのですが、実際のところAppleはジョブズ不在の時代の方が長いわけで、その時代にも例えばMacintosh SE/SE30、Macintosh II、Macintosh Quadraシリーズ、Macintosh Classic/Color Classic（通称“カラクラ”）、ThinkPadの兄弟機とも言えるPowerBook 2400/Cのような名機が生まれていますし、ジョブズ復帰後に失敗作扱いですぐに事業が切られてしまったNewtonだってPDAやスマートフォンのご先祖様と言っていい存在で手書き入力なんかはPalmの「Graffiti」にも影響を与えています。（それ以前に電子手帳もありましたが・・・）
それにジョブズ復帰後のプロダクトにも失敗したものは腐るほどありますし・・・（例を言うのあればデザイン性「だけ」を優先してしまった結果、廃熱が酷いなどいろいろ問題があったPowerMac G4 Cubeあたり）ジョブズが亡くなったあと、今のティム・クック時代も林檎時計みたいな素晴らしいプロダクトは生まれているので何でもかんでも「ジョブズ神」と崇めるのは違うような気がするんですよね・・・
ただ本来Mac OS 8として開発されていたコードネーム「コープランド」が結局いろいろゴタゴタして延期を繰り返した後に開発中止になり、本来System 7系列のマイナーアップデート（Mac OS 7.7）としてリリースされるはずだったOSをMac OS 8として繰り上げリリースしたり、あまり当時から売れてる感はなかった互換機ビジネスを始めたり（今はなきアキアなどがPC/AT互換機の筐体ベースでMac互換機を販売していました。Mac以外でmacOSを動かすことを認めなくなった今となっては信じられないことですが・・・）低迷していて、正直あのままだったら消滅していた可能性もありますし、まず間違いなくiPhone、iPadは生まれてなかったのは間違いないと思います。スマホやタブレットPC自体はiPhone、iPad以前から合ったのでジョブズが復帰していなかったとしても出していた可能性はありますが、今とは違う姿になっていたかもしれません。もしかしたらMicrosoftがモバイル部門撤退しないで覇権を握ってたかも!それはそれで見てみたかったな・・・
コメント