昔懐かしのゲーセンの雰囲気をそのまま再現した秋葉原GIGO3号館の「RETRO：G」

秋葉原GIGO3号館の6階には1980年代から1990年代までのアーケードゲームをまとめたコーナー「RETRO:G」が存在します。オープンしたのは去年で、ラインナップは定期的に入れ替わっていますが今となってはなかなか見るのもまれになった貴重なタイトルが多数稼働しています。

鈴木裕さんが手書けた名作「アウトラン」はオープン当初から稼働していますが、いつの間にか台数が2台に増えていました。隣で稼働しているのは「アウトラン2」です。アウトラン自体は現行家庭用ゲーム機にも何回か移植されていますが、近年権利の関係で自車のデザインが変更されてしまっている（フェラーリ・テスタロッサ風の車からF50風の車・・・ってアレ？）のでオリジナルの状態でプレイできるのは貴重だったりします。

96年にModel2 Step B基板で稼働した「セガ・ツーリングカー・チャンピオンシップ」もあります。後に稼働した「Le Mans 24（Model3基板）」にアップコンバートされた上にそのLe Mans 24ですらレアになってしまったため貴重です。サターン/PC移植版のサターンサイド（PCサイド）ではFR車の挙動がマイルドになってだいぶプレイしやすくなっているのですが、オリジナル（とその移植のアーケードサイド）はえらくストイックな挙動で小学生にプレイしてから今に至るまでエクストララウンドのアーバン・サーキットまで行ったことがありません・・・

AM2研の名作タイトル、バーチャレーシングにスカッドレース、デイトナUSA2（パワーエディション）もプレイ可能。バーチャレーシングは2020年にNintendo Switchにてようやく完全移植版がリリースされましたが、30フレームから60フレームに向上しているほか解像度も上がっているのでオリジナルをプレイするとだいぶ違った印象に見えます。

スカッドレースはドリームキャストの開発キットにデモが収録されていたものの今に至るまで移植版はリリースされていません。かつてはEAがポルシェのライセンスを独占していたためリリースするのが厳しかったのですが今は状況が変わっており、PS5やXB Series S|XであればModel3のエミュレーションも余裕なのでなんとか移植してほしいところですが・・・

ストIIは「無印」「ダッシュ」「ダッシュターボ」「スーパー」「スパIIX」が稼働。2004年にPlaystation 2からCPS2基板への逆移植という形でリリースされた「ハパ2」はありませんが全バージョン稼働しているので・・・

「スーパー」はゲームスピードがターボより遅くなったこと、すぐにアッパーバージョンとなる「スパIIX」が稼働していることからアーケードでプレイできるのは今となってはレアです。スーファミに移植されたのはこっちだったんですけどね・・・ﾊﾄﾞｩｰｹﾝ（違

90年代のゲーセンはかのあゆにとってもドストライク世代なのでこのようなスペースがよく行く秋葉にあるのはありがたい限りです。贅沢を言えば初代「デイトナ」と「セガラリー」も・・・と思ったのですが、こちらも高田馬場/池袋ミカドでプレイできたりします。なにげにこちらも移植されなかった「ダート・ダッシュ」と「セガラリー2」のDX筐体が稼働しているのもすばらしい・・