FossilがようやくFossil Gen.6、SKAGENの「Falster Gen.6」、タグ・ホイヤーの「CONNECTED」などを対象にWear OS 3（現時点での最新バージョンは3.5ですが、Fossil Gen.6の初期リリースで配信されたのは旧バージョンとなる3.2です。ただし3.5も準備でき次第OTAアップデートが配信される予定とのこと）の配信が開始され、えらく遅れていたMovboiのTicWatchシリーズもWear OS 3 ファームウェアの開発状況が公式にアナウンスされました（ただ正式リリースはまだ先になるとのこと・・・さすがに当初2021年後半リリース予定だったことを考えると遅すぎ感が・・・）
Wear OS 2.0ベースのスマートウォッチはすべてアップデート時に初期化されるため、既存の環境を残してのインプレースアップグレードは不可能です。スマートフォンやタブレット向けAndroid OSは基本的にユーザーデータを残した状態でのインプレースアップグレードに対応しているので一から環境構築するのは不便ですが、Wear OS 3自体SamsungのTizenとの統合が行われた関係でWear OS 2以前とは別物になっているのでこの点はやむなしといったところでしょうか。また同期アプリはAndroid Wear時代からWear OS 2.xで使われてきた「Wear OS by Google」ではなく、メーカーが用意している同期アプリで行うことになります。この辺は既存の銀河ちゃん時計、Pixel Watchなどもそのような仕様になっています。
銀河ちゃん時計やPixel WatchなどはiOSのサポートを打ち切っているのでWear OS 3自体Android専用なのかと思っていたのですが、Fossil Gen.6の仕様を見ているとどうもそうではないようで、Fossilの場合はWear OS3.2へのアップデート後「Fossil Smartwatches」という同期アプリを使うのですが、これはAndroid版の他iOS版もリリースされており、iPhoneとも引き続きペアリングが可能です。（ただし、iOS版の場合アップデート後Google Payが使用出来ないなど一部制限が発生するようですが・・・）
この辺に関しては「メーカーの実装次第」と言うことになりそうです。今のところWear OS 3.x搭載スマートウォッチでiOSとのペアリングもサポートしているのはFossilとSKAGEN、モンブラン、タグ・ホイヤーのスマートウォッチのみです・・・とここまで書いてて思ったのですが、そもそもSamsungとGoogleは自社ブランドでスマートフォンも販売しているのでAndroidしかサポートしないのは当然のような気がしてきました・・・（そして今後もAndroidしかサポートされなさそう）
iOSでWear OS 3を搭載したスマートウォッチを使用したいのであればFossil、SKAGEN、モンブラン、タグ・ホイヤーのスマートウォッチを選べばいいわけです。（Mobvoiのスマートウォッチも多分、対応してきそうな気はします）
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