2018年2月時点ではMacBook Airは本当にブランド末期という印象で、CNET、マイナビニュースといった大手メディアでは「その立ち位置は偉大だけどもう大幅なモデルチェンジは望めないだろうし、低価格なiPhone/iPad開発デバイスとしてマイナーチェンジのみ行うか、下手したらろりまっくに統合される形で消滅するだろう」と予想されていました。
MacBook Airがつくった10年とこれから–2008年の誕生から振り返る:CNET Japan
MacBook Airが登場して10年、その役割の終焉とMacの大衆化 – 松村太郎のApple深読み・先読み:マイナビニュース
実際今から15年前、今はなきスティーブ・ジョブズ氏が紙袋から取り出すという演出が印象的だった初代Airは本当に衝撃を受けましたし、デザイン面では今でも完成されていると思うのですが、11インチモデルはろりまっくに統合され、ディスプレイの高解像度も行われず粛々とCPUのアップデート(Merom(Core 2 Duo)→Sandy Bridge→Ivy Bridge→Haswell→Broadwell→Skylake→Kaby Lake)だけ行っている状況だったので本当にMacBook Airはブランド消滅するとかのあゆ自身考えていました。
ところが未来なんて誰も予測は出来ないもので、CNETやITmediaで悲観的な記事が掲載された半年後にはろりまっくに準じた筐体デザインにアップデートされ、ディスプレイもようやくRetina化された新型モデルが投入され、逆に「Airラインの後継モデル」とまでいわれていたろりまっくはAirに統合される形でディスコンになってしまいました
2018年モデル自体はCore m系統のCPUにダウングレードされたため、パフォーマンス的には2017年モデル(Kaby Lake-U搭載)よりも大幅に劣っていたのですが、2019年にU世代に置き換わり、キーボードも不評だったバタフライ式からシザー式にアップデート。さらに2020年にはiPhone 4のApple A4から自社製SoCに切り替え、その集大成とも言えるApple M1(Apple A14 Bionicベース)にアップグレードされ、2022年11月には久々に筐体デザインが変更させたM2 MacBook Airが、2023年6月にはより大型な15Inchモデルが投入。今年後半にはApple M3搭載モデルの登場も予測されていて、本当にガジェット界隈は何が起きるかわからないということを印象づけてくれました。だからこそこの界隈、追っていて楽しいんですけどね・・・
コメント