イオシス路地裏店さんにてXperia Ace SO-02Lのジャンク品を購入しました。価格は2,000円でした。店舗に並んでいた商品のコンディションは個体によって様々で、液晶割れが発生している物から筐体のキズが多めのものまで様々だったのですが、その中で比較的ダメージが少なさそうな個体を選びました(お風呂端末としても使ってあげたいので・・・)
Xperia Aceは2019年6月に発売した、国内専売モデルです。Xperia 1/5/8と同じ世代の端末で、Xperia XZ2 Compact(最後の“ろりこんぱくと”)の筐体をほぼそのまま流用し、中身は日本では未発売だったミッドレンジモデル、Xperia 10/10 Plus相当にスペックダウンすることで価格を抑えています。ちなみに2013年にも同じ読み方の「Xperia A SO-04E」を投入していますが、こちらはグローバル版Xperia ZRを国内向けにローカライズしたものなので関連性は全くありません。
ドコモ、楽天モバイルの他、IIJmio、NURO MobileなどMVNOキャリア向けのオープンマーケット版も販売されていました。
当時は「ろりこんぱくとの筐体を流用したミッドレンジ」という立ち位置自体あまり好きではありませんでしたし(初代Ace発売時点でろりこんぱくともだいぶ中古市場価格が下がっていたため、Snapdragon 845を搭載するろりこんぱくとを購入した方が満足度は高かった)、この数ヶ月後にハードウェアスペックがほぼ共通でグローバル版Xperia 10をベースにしたXperia 8/8 Liteが投入されたため、正直立ち位置がよくわからず、いまいち欲しいとは思えなかったのですがまぁ2,000円でろりこんぱくとなら普通にいいんじゃね?ということで・・・Xperia 5 IIもサブ機として活躍していますが、やっぱりかのあゆの中ではろりこんぱくとといえばこのサイズなので・・・
実際手元に来てみると手に持ったサイズ感はろりこんぱくとそのものなのでやっぱりすばらしいですし、Aceでは背面がフラットになっているのでむしろこちらの方がデザイン面ではXperiaらしいんじゃないかなと思います(アンビエント・フローももちろん好きなんですけどね・・・)
SoCはSDM845からSD630にスペックダウンしていますが、それ以外の仕様は共通(RAM 4GB/ストレージ64GB)で、当時のフラッグシップモデル、Xperia 1/5では廃止されてしまった3.5 mmイヤホンジャックも搭載。MP3などの圧縮音源をハイレゾ相当にアップコンバートすることができる「DSEE HX」もあり、Xperia XZ3以降で利用できるサイドセンスも使用出来るなど、正直「そこまで悪い機種ではないんじゃない?」というのが正直な感想です。ただ初代AceはOSアップデートが1回しか提供されなかったので、Android 10が最終バージョンとなってしまう点は少し残念ではありますが・・・
Xperia Aceシリーズはこの後もAce II、Ace IIIにモデルチェンジすることになりますが、中国メーカーのODMモデルに切り替わり、正直Xperiaらしさは全くなくなった(OSがAOSPに近いのでなおさら)上になぜかスペックダウンしているので(Ace IIはSD630よりさらに性能が低いHelio P35を採用)そういう意味でも「安価に購入出来るのであれば」今購入してもそこまで悪い選択肢ではないと思います。やっぱりこのサイズ感は安心感あるし。かわいいし。
ちなみに2019年モデルなのでまだ日本語入力ソフトの「PoBox」やソニーオリジナルの「ギャラリー」アプリがプリインストールされています。現在販売されているXperiaではAOSP化が進んでいて日本語入力ソフトはGboard、ギャラリーアプリはGoogle Photoに置き換わってしまいましたが、正直ギャラリーアプリは今でも使いやすかったと思いますし、これらの標準アプリも「Xperia」らしさの一つだったと思っているので個人的には残してほしかったのですが・・・
関連リンク
Xperia Ace:ソニー
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