Iris Xe Graphicsを搭載するLatitude 5320でFFXVベンチを実行してみた

グラフィック性能を重視していないビジネスノートだからか、「Iris Xe Graphics」のステッカーが貼られていない(後継モデルの5330、5340も同様) Microsoft Windows 11

グラフィック性能を重視していないビジネスノートだからか、「Iris Xe Graphics」のステッカーが貼られていない(後継モデルの5330、5340も同様)

第11世代Intel Core i5/i7(”Tiger Lake”)以降は内蔵GPUがIntel Xe Graphicsにアップデートされ、設定変更すればゲームもプレイできるようになりました。このCPUはガジェクラから良く「ゲーミング富士通」と呼ばれることが多かったLIFEBOOK Aシリーズや先月Windows環境としてようやくリプレース先が確定したLatitude 53xxシリーズのようなビジネスノートにも搭載されているので、やろうと思えば仕事の合間に軽くゲームをプレイすることも可能です(ただし、社用PCの場合監視ツールなどがインストールされていて操作内容がモニタリングされている場合もありますし、家でじっくりゲームをやるなら普通にGeForceや(iGPUではない方の)Radeonが搭載されたゲーミングPCを購入するとは思いますが・・・)

ただし、Core i3やCeleron、Pentium Goldの場合Xeではなく従来のIntel UHD Graphics名称(世代やアーキテクチャ自体は共通)となり、実行ユニットが減っている関係でスペックダウンしているほか、Core i5/i7でもメモリがデュアルチャンネルに対応していないと「Intel UHD Graphics」として認識され、性能も半分程度低下してしまいます(メモリ増設可能な機種であればメモリを増設してデュアルチャンネル環境を構築すればXe Graphicsとして利用できます)。

Xe Graphics搭載機はウインタブさんで担当させてもらった「MSI Prestage 15 A11」しかレビューしたことがなく、8GB RAM環境ではどの程度の性能なのか確認したかったので2023年現在でも比較的重量級に分類されるであろう「ファイナルファンタジーXV ベンチマーク」でベンチマークテストを実施してみました。

そういえばノクト王子にプレゼントされた(という設定)のAudi R8 Star of Lucis、国内中古車販売店で1億3,800万円で販売されているのですが、その値段の高さ故中古車としての取り扱いが開始されてから3年経った今でも売れ残っているようですね・・・車自体は限定1台の超ドレア車なのですが、新車販売時の価格が5,000万円だったのであきらか売る気がなく、なおかつベース車両(2016年式Audi R8 V10 FSI quattro)の中古相場が概ね1,200万~1,300万円であることを考えると多分「中古車として掲載しているけど実質ショップデモカー」扱いなんだろうなぁあれ・・・

話が脱線してしまいましたね・・・一応テストで使用した環境は以下の通りです

 

Dell Latitiude 5320

OS:Microsoft Windows 11 Pro 2022 Update(バージョン22H2) Build 22621.2134

CPU:Intel Core i5-1135G7

GPU:CPU内蔵(Intel Xe Graphics VRAM割り当て128MB)

RAM:8GB(デュアルチャンネル)

SSD:256GB PCIe-NVMe SSD

ウインタブさんで実機レビューを行ったMSI Prestage 15 A11ではdGPUとしてNVIDIA GeForce 1650Ti Max-Qを搭載していたこともあり、Intel Xe Graphicsでのベンチマークテストは行わなかったのですが「グラフィックプリセットを低にすれば解像度FHD設定でAPEX Legendsをプレイできる」ことは確認しています。

Xe

参考までにASCIIさんに掲載されているフロンティアのノートPC、「FRNS711/A」だとグラフィック設定「軽量」、解像度設定「1,280 × 720」、フルスクリーンで、3,268(普通)というスコアを計測しているのでこれを参考にしてみることにします。そもそもFHDじゃ軽量でも重荷だし・・・

うーーーん!びみょーーーーっ!

同じ条件でテストしてみた結果、「スコア1,628 動作困難」という結果になりました。ASCIIさんの記事に掲載されているFRNS711/AはCore i7-1165G7を搭載しているため、単純にCPUの性能差が出ている可能性もありますが、Xe Graphicsならi5-1135G7搭載機でももう少し高いスコアが出ると思っていたので少し予想外でした。

RAM容量が8GBなので割り当てられるVRAM容量が少なすぎるのかも・・・と思っていたのですが、16GB搭載していても認識されるVRAMの容量は「128MB」で固定なのであまり関係はなさそうです。まぁそれでも一昔前のHD Graphics/UHD Graphicsとは異なりそれなりに動いてちゃんとベンチマークが完走するだけでも凄いことなのですが・・・

簡易レビューでも書きましたが、元々ゲーム用途はAYANEO 2021に任せているので正直作業で使っているツールとエロゲさえ動けば十分ですし、グラフィック性能以外はTiger Lakeらしい性能が出ているので後悔していません。

M1 Macbook Airの驚異的な稼働時間を見てしまうと見劣りするな・・・と感じてしまいますが、バッテリー稼働時間もx86ベースのモバイルノートとしては優秀なので今後も長く使っていこうと思っています。まだ延長保証残ってるしね!

あとこの子、いろいろな意味で思い出深い子になっちゃったので・・・(転職して最初の案件で社用PCとして貸し出し中のLatitude 5330と同一筐体)

関連リンク

結果としてLatitude 5320を購入して良かった

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