2023年9月11日に開催されたAppleの発表イベントにて新型iPhone 15シリーズ、林檎時計S9、林檎時計うるとら2、USB-Cポート搭載ケースに変更されたエアポズプヨ(2nd Gen)が発表されました。このうちiPhone 15シリーズはウインタブさんで紹介記事を公開済みです。
iPhone 15シリーズ - ポートがUSB Type-Cになりました。カメラ性能が向上し、Pro版はチタニウム素材を採用:ウインタブ
スタンダードモデルのiPhone 15でもついにM字ハゲノッチ(バビディに洗脳されてたのかな?)をやめてピル型ノッチになり、「Dynamic Island」を利用できるようになるなど魅力的になっているのですが、やはり注目すべきなのはApple A17「Pro」をSoCに採用するiPhone 15 Pro/Pro Maxでしょう。おそらく次期まくぶくえあやまくぶくぷろに搭載されることが予想されているApple M3のベースになるSoCで、パワフルな7コアGPUを内蔵することによりモバイル向けサブセット版ではない「バイオハザード RE4」「バイオハザード ヴィレッジ」「デス・ストランディング」と言ったPC・現世代家庭用ゲーム機向けタイトルの移植を実現しています。iPhone以外でサポートされているのはApple M1以降を搭載するMac、アイパヨのみなのでつまりそういうことです。すげぇなぁ・・・
かねてから噂されていた通り、iPhoneもついに独自規格のLightningポートを捨て、USB-Cに移行しました。転送速度はiPhone 15/15 PlusがUSB2.0(480Mbps)、iPhone 15 Pro/15 Pro PlusがUSB3.0(5Gbps)です。iPhone 15/15 Plusが高速転送に対応するUSB 3.0ではなくUSB 2.0に留まっているのは別に差別化しているからではなく、Apple A16 Bionicに内蔵されているUSBコントローラーがUSB 3.0に対応していない関係でこのようなことになっています。なおMFI認証は無くなったのでダイソーのUSB-Cケーブルでも問題なくデータのやり取りや充電を行えます。公式サイトでは「これで、ケーブルだらけの毎日とはお別れです。」と紹介されていますが、ケーブルだらけの毎日にしていたのはApple自身なのが笑えないところ。なんのジョークだ。
ただ円安やら半導体不足の影響もあり、最上位モデルとなるiPhone 15 Pro Max 1TBモデルの場合ついに30万円に達してしまったので、もはや気軽に購入できるとは言えなくなってしまいました。スタンダードモデルのiPhone 15ですら12万円からなので・・・嫌な時代になってしまった・・・(ただし、これでも世界的に見ると3番目に安くiPhone 15シリーズを購入できる国だったりします。一番高いのはトルコ)
一応旧モデルのiPhone 13、iPhone 14/14 Plusも併売されます。ただし発表イベント直前に噂されていた「旧モデルもUSB-Cポートに移行」はありませんでした。まぁわざわざ旧モデルをマイナーチェンジする必要もないし・・・
また遂にろりこんぱくとモデル、ンホォ13ろりことiPhone 13 miniがディスコンとなりました。現行モデルとして販売されていた2023年5月の時点でソフトバンク版の店頭デモユニットがじゃんぱらさんに大量流出していた時点で多分ディスコンになるんだろうなとは思っていたのですが・・・遂にその日が来てしまいました。一応iPhone 8のフォームファクターを流用したiPhone SE(3rd Gen)もまだ販売されていますが、これでハイエンドろりこんぱくとはXperia 5 Vかポキゼン10くらいしか選択肢がなくなってしまったということになります。ろりこんが生きづらい時代。
林檎時計S9、林檎時計うるとら2はSoCがApple S9に変更。実は林檎時計S6のApple S6から林檎時計S8のApple S8までは設計がほぼ同じだったので久々にスペック面での強化が行われたことになります。4コア構成のNeural Engineが内蔵され、新たにダブルタップによるジェスチャー操作が追加されています。
iPhoneもそうですが環境に配慮した素材が採用された結果、高級ブランド「Hermes」とのコラボモデルも含め林檎時計の純正バンドから革素材を採用したものが消滅しました。試みとしては素晴らしいと思うのですが、これだともうHermesである必要性も薄れてきたので来年はラインナップから消滅するかもしれません。
エアポズプロ(2nd Gen)は噂通りケースがUSB-C対応に変更されただけのマイナーチェンジモデル・・・と思っていたのですがLightning対応ケースモデルから若干中身もアップデートされているようで、Apple初のARヘッドセット、Apple Vision Proとペアリングした際にロスレスオーディオの転送をサポートしたほか、旧モデルではIPX4準拠の耐水性能を持ち合わせていましたが、USB-CモデルではIPX54準拠の防塵・防水性能にアップグレードされています・・・いやこれ2世代目モデルって呼ぶのマズいのでは?別物じゃん!?
Apple Vision Proは日本での発売が当面先になるでしょうし、そもそも購入する気もないのでどうでもいいのですがロスレスオーディオ対応とは寝耳に水。Lightningモデルでもファームウェアアップデートで対応すると思っていたらUSB-Cモデルのみのサポートになるとのこと。Lightningモデル中古購入したばかりなのに・・・orz
既存の端末ユーザーに関係ある話としてはiOS 17/iPad OS 17/watchOS 10が2023年9月18日に、macOS Sonoma(バージョンナンバーが割り当てられていませんが、macOS バージョン15です)が9月28日に一般リリースされます。近年macOSは新型Macの投入と同時に正式版の提供を開始していた関係で10〜11月までずれ込んでいたので今年はだいぶ早かったなというのが正直な感想。
待てない方はApple Beta Programに登録すればひと足さきに正式版を導入できます(正確には製品候補(Release Candidate)版ですが、以前は「Golden Master(GM)」と呼ばれていたビルドで特に不具合がなければそのまま正式版としてリリースされることになります)。
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