今まで完成度の高いパヨウオミ6(Xiaomi Pad 6、譲渡済み)や銀河ちゃん﨓S5e(まだいる)といったアンヨヨイヨ﨓を所有してきましたし、Windows搭載﨓としてThinkPad 8やおさふぇちんシリーズも使ってきましたが、結局使わないことが多く手放してしまった子が多かったなか、先日イオシスさんのジャンク品として購入したアイパヨプヨ(11-Inch 1st Gen)はタブレット端末の中では久々に気に入っています。
iPadシリーズ自体もジャンクAir2→7th Gen→mini→mini2→mini4→ジャンク初代Airと使ってきましたが、そもそもまくぶくがいるためそちらで作業することが多く、結局手放すことが多かったのですが、アイパヨプヨは文章作成マシンとしてバリバリ活用中です。
基本的に元々大画面デバイスよりちんまいPDAが好きだったのでタブレット端末自体そこまで魅力を感じていなかった上に初代iPadが発表された時に感じていた「ただのデカいiPod touch」というイメージを引きずっていたと言うのも大きかったとは思うのですが・・・
先日の記事でも書きましたが、初代モデルの発売から13年の間に2つのアプリを同時起動できるSplit ViewやSlide Overがサポートされ、iOSからiPad OSとして分離した後はmacOS 13 Venturaでも実装されたステージマネージャーが実装されたので使い勝手は初代モデルのストックOSとして搭載されていたiPhone OS 3.1.3(一応この時点でiPad向けのカスタマイズは行われていましたが・・・)とは別物と言っていいほど進化しましたし、アプリもAdobe Photoshop、Affinity Photo 2、DaVince Resolve、Final Cut Pro(残念ながらかのあゆが今回購入した初代11インチアイパヨプヨはサポート対象外)といったデスクトップクラスのアプリが登場したことにより、人によっては本当にパソコン代わりとして活躍させることができるようになってきました。
Office Mobile(とその派生アプリのMicrosoft 365)もWindows CE 1.0で初登場したPocket Officeとは別物で、VBAやマクロ機能が未だ実装されていない点を除けばほぼWindows/macOS版に近い機能を備えているのでかのあゆの使い方であれば本当にiPad一台でブログ投稿やウインタブさんの記事執筆作業はこなせてしまいます(ただし、Affinity Photo 2にまだ慣れていないので今の所アイパヨ単体で記事を投稿しているのは当ブログだけですが・・・)
アンヨヨイヨでもOffice Mobile/Microsoft 365アプリ自体はあるのですが、GIMPを置き換えることができる画像編集アプリが今の所存在しませんし、Chrome OSだと基本全てWEBベースになってしまうので(一応Linuxコンテナを有効化すればGimpやLibreOfficeなどは動きますが・・・)この点はiPadが抜きん出ているような印象です。WEBブラウジングや電子書籍を楽しんだり、大画面でモバイルゲームをプレイできるコンテンツビューアとしてだけでなく、パソコンとしても十分活用できるようになりましたが、それでも完全に置き換えられるものではないと思っていますし、かのあゆ自身アイパヨプヨを購入したからまくぶくえあとGPD Win3を売却して一本化する予定は一切ありません。
前述の通りアプリによってはデスクトップとほぼ同じ機能を搭載していますが、それでもやはりPC版と比べると使えない機能もありますし、そもそもiPad版がリリースされていないアプリも数多く存在します。
複数アプリを同時に使えるようになったとはいえ、基本的にはiPad OSもiOSやアンヨヨイヨと同じくシングルウィンドウでアプリを使うことを前提にしているので、複数アプリを同時起動して作業するような使い方も苦手なのは変わっていません。あと当然ですがデスクトップ用OSとしての使い勝手はWindows 10/11やmacOSの方が断然上です。
なによりWindows、macOSともにストア外からもアプリを導入できる柔軟性もあります。本当にPCと同じSoCを搭載してしまった現行アイパヨプヨ向けに「バイオハザード ヴィレッジ/RE4」や「デス・ストランディング」といった“モバイル版ではない”ゲームの移植も発表されていますが、おそらくiOSやiPadでエロゲが動くことは一生ないでしょう(最近ではまどそふとのようにWEBブラウザ版を用意しているものもありますが、ネイティブで動くアプリとしてはAppleがストアにおけるアダルトコンテンツの配信を一切許可していないのでティムが「ひよりんさいこーーー!あすみんかわいい!はぁ乃愛たんしたいよぉ!」と言い出さない限り一生AppleのモバイルOSでエロゲがプレイできる時代は来ないと思います。
PC向けOSであるWindowsは現状ストア(Microsoft Store、XBOX Gaming Pass)から配信されているアプリだけでなく、従来通りディスクメディアで販売されているアプリやインターネット経由でダウンロードしたアプリも動きますし、そもそもエロゲ販売プラットフォームとしては未だにメインストリームになっています。Macの場合macOSたに対応するエロゲをリリースしているメーカーが現在では死滅してしまっていますが、Intel Macの場合は別途ライセンスを用意すればWindows PCそのものとして使うことができるBootCampがありますし、Apple Silicon搭載Macでも昨年ようやくMicrosoftがARM版Windows 11の正規ライセンス販売を開始したのでParallels Desktopを使用すれば仮想環境でWindows対応ゲーム(非エロゲ含む)動かせます(Windowsのライセンスとは別にParallelsも購入するのは嫌だ!と言う方はオープンソースの仮想化ソフト、UTMもあります。こちらはQEMUベースのエミュレーション機能も組み込まれているのでx86版MS-DOS、Windows 9xなどの旧OSも動かせます。まくぶくえあでオリジナル版Kanonプレイできるね!やったあああ!)
またそもそも2DベースのエロゲならわざわざWindowsのライセンスを用意しなくても互換レイヤーのWineで現在販売されている新作タイトル含め、ほとんどは動きます。WineはSteam Deckの「Proton」でも採用されていることからも分かる通り、近年さらにWindowsアプリとの互換性が上がってきています。
ちなみにAppleが今年のWWDCで発表したWindows向けゲームをmacOSに移植するための支援ツール、「Game Porting Kit」も実はWineそのものです。
Wineから派生した市販アプリ、CrossOver(CodeWavers社開発)をベースにWindows 10/11に実装されたゲーム用APIのDirectX 12をmacOSやそのサブセット版であるiOS、iPad OSで採用されているMetal APIに変換する技術を実装していて、ゲーム自体はx86エミュレーションでの動作になるものの高いパフォーマンスでプレイできるとのことです。
9月28日から一般ユーザー向けの配布が開始されるmacOS Sonomaに標準機能として組み込まれているほか、一般ユーザーでも簡単に利用できるラッパーアプリも用意されていますが元々前述の通りあくまで「Windows向けゲームをmacOSにネイティブ移植するための支援機能」として提供されているので動かすには最低RAMが16GB搭載されていることが必須になりますし、そもそもエロゲの場合前述の通り2Dのものがほとんどなので通常のWineでも問題ありません。
・・・話が脱線してしまいましたが、Apple自身もmacOSとiPad OSを統合する予定は今の所ないのでおそらく今後もiPadが「パソコンそのもの」になることはないでしょう。ただパソコンを補完するデバイスとしては最高のパートナーになってくれるんじゃないかなと思っています・・・と思っていたらちょうど今月発売したApple製品の情報誌、Mac Fan 2023年10月号にもそのような内容の記事が掲載されていました。
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