ROG Phone 5sにAndroid 13の配信が開始 ー 最終OSアップデート

ROG Phone 5sに最終OSアップデートとなるAndroid 13の配信が開始されています。国内版ROG Phone 5sではまだOTAでの配信が開始されておらず、ASUS JAPANの公式サイトでも手動アップデート用イメージはまだ公開されていませんが、米国ASUSのサポートページでは手動アップデート用イメージの配布が開始されています。またAndroid 13からAndroid 12に戻すためのダウングレード用イメージの配信も開始されています。（こちらはASUS JAPANのサポートページからダウンロード可能）ファームウェアバージョンはWW_33.02.10.02.10.200で、新しいROG UIと2023年4月5日のAndroidセキュリティパッチが含まれています。

Zenfoneの場合おサイフケータイが搭載されている関係で専用ファームウェアとなっていますが、ROG Phoneではグローバル版と共通のファームウェアなのでWW版のイメージでそのまま手動更新できます。ただ不安であれば5月にはOTAでの配信が開始されるはずなので待っていた方が安全かもしれません。

2022年に発売したZenfone 9やROG Phone 6シリーズではジャストシステムの日本語入力ソフト、ATOK for ASUSがバンドルされなくなってしまいましたが、ROG Phone 5sではAndroid 13にアップデートしてもそのまま使用可能です。アップデート内容はROG Phone 6シリーズ以降で利用可能になった新しいGame Genie、Armoury Crateが搭載されたほか、システムUIをAOSPベースとASUSオリジナルに変更可能になりました。ゲームプレイ中にChromeやYouTubeなどのアプリをウィンドウ表示できるその他AOSP版Android 13の新機能であるアプリ毎のロケール切り替えも利用可能です。なお細かい部分ですがROG Phone 6シリーズではシステム情報画面が一新していますが、ROG Phone 5sでは残念ながら旧UIのままでした・・・

ASUSでは現状OSアップデート保証期間が2年までとなっているので、残念ながら2021年に発売したROG Phone 5sシリーズはこれが最後のメジャーアップデートとなってしまいます。（Android 11→Android 12→Android 13）

ハードウェア的には現在でもハイエンドクラスと言っていい性能で発売当時のウインタブさんでの実機レビューでまとめたとおり、メイン端末として長く使っていける子ですし、銀河ちゃんやOnePlusなどはOSアップデート保証期間が4年に延長されているので、出来ればASUSもこの流れに乗ってほしいところではあるのですが・・・Zenfone 8のROMDUMP問題はありましたが、近年のASUS端末は本当に完成度が高いので、OSアップデート期間の短さを除けば不満点はありません。