今から購入しても後悔しないMacBook Air(M1 2020)の簡易レビュー

長き戦いよ、さらば・・・ PC関連

長き戦いよ、さらば・・・

MacBook Air(M1 2020)の簡易レビューです。現状Sonoma Developer Betaをインストールしている関係で正式版がリリースされるまでまっとうな画像は出せないので、ちゃんとしたレビューは来月以降、改めて書く予定です。

とりあえずあくまで一週間使った感想ということで読んでもらえれば幸いです(一応Appleから許可を取ればSonomaのスクリーンショットも公開できますし、実際にSonomaやiOS 17、watch OS 10などのベータ版OSのスクリーンショットを掲載している大手サイトもありますが個人ブログレベルだと多分許可をもらうのは難しいと思います・・・)

1.3回目のアーキテクチャ移行

Appleは2020年6月に開催されたWWDC 2020でmac OS 11 Big Surの発表とともにMacにとって3回目のアーキテクチャ変更となるIntel CPUからARM SoCへの移行を発表。まずは開発者にApple A12Z Bionicを搭載したMac Miniベースの開発者キットを貸し出し(※有償)、その後2020年10月に今回かのあゆの相棒になったApple M1搭載MacBook Air、13インチMacBook Proを発表。2023年6月にはついに最上位モデルのMac ProもApple M2 Max/M2 Ultraを搭載したことにより、すべての製品ラインナップでApple Siliconへの移行が完了しました。

2020年以前からAppleがMacでもARMに移行するという噂は流れていましたし、そもそもiOS/iPad OSやwatch OSはmacOSのサブセット版なので初代iPhoneが生まれた時点からいつでも移行できる準備は出来ていました。

ただしMacよりも先にARMに対応するWindows RTを投入していたMicrosoftが壮大な失敗をしていたのを見ていたので、正直AppleがIntelベースからARMベースに移行するとは考えられなかったのでWWDC 2020での発表は本当に驚きました。iPhone XR/XSに搭載されたApple A11 Bionicから内蔵されているGPUもイマジネーションテクノロジーのPower VRから自社開発に切り替えて性能的にもフルバージョンのmacOSを十分動かせるレベルに達したのでちょうどいいタイミングだったということなのでしょう。

2.見た目は変わらないが実は別物なM1 MacBook Air

隣にいるのはM2搭載Air。ノッチハゲよりこっちの方がかわいいと思う()

MacBook Airは2020年前半に第10世代Core i3/i5/i7(Ice Lake)を搭載するモデルが登場したばかりでしたが、同年10月にはApple Silicon採用機第一弾としてiPhone A14 BionicベースのApple M1を搭載するMacBook Air(M1)を投入しています。

デザイン面は2018年にモデルチェンジしたIntel MacBook Airと全く変わっていません。正直本体だけ見てもIntel CPUを搭載モデルなのか、Apple M1搭載モデルなのか判断するのは難しいと思います。ただ中身は大幅にアップデートされていて、内蔵ステレオスピーカーはDolby Atmosと空間オーディオをサポートしていますし、USB-Cポートもより転送速度が高速になったUSB 4.0規格に対応しています。

信頼性と打ち心地は大幅に向上。ただしカバーを付けるとある程度打鍵感が下がるので外した方がいいのかどうか・・・

Intel CPU搭載MacBook Air(2020)ではキーボードも第3世代バタフライキーボードからシザー式キーボードに変更されていて、Apple M1モデルでも引き続き採用されています。個人的にバタフライキーボードは好きだったのですが、埃が入りやすい設計だったため壊れやすかったのと、独特の打鍵感は好みが分かれそうだったので文章作成マシンとしてはやはり打ち心地がいいシザー式キーボードの方が優れていると思います。

パフォーマンス面も大幅強化。Apple独自GPUは7コア構成と8コア構成から選択でき、性能面ではNVIDIA GeForce 1050Tiを上回る・・・といわれています。実際アーキテクチャもOSも異なる関係で単純に比較することは出来ないのですが、バイオハザード・ヴィレッジが余裕でプレイできる性能なので概ねその通りと考えても良さそうです。なにげにAir、これでさらにファンレス化してるんですよね・・・すごいなぁ・・・

もともと省電力性能に優れたARMアーキテクチャを採用しているのでバッテリーの持ちに関しても同じタイミングで購入したLatitude 5340(第11世代Core i5-1135G7搭載)と比較しても異次元レベルで、とりあえず一回充電すればその日はモバイルバッテリーを持ち出さなくても十分対応できてしまいます。CPU性能はもう散々大手メディアなどでレビューされたとおり。かのあゆが今回購入した8Core GPUモデルの場合第9世代Core i9-9880Hや第12世代Core i7-1260Pとほぼ同等の性能を有しています。

正直M1ですら異次元クラスの快適さなので、今から購入しても3〜4年くらいは不満なく使えそうですし、十分満足できるはずです。とにかく何をさせるにも早い上にIntel向けアプリもRosetta 2のおかげでARMネイティブと遜色がないパフォーマンスです。ARM版Windows 11でもIntel CPUのエミュレーションをサポートしているのですが、高性能なSnapdragon 8cx Gen 3搭載機でもCeleronレベルのパフォーマンスに落ちてしまうようなので・・・本当Apple昔からこの辺はうまいなぁと毎回感心させられます。

リアルタイム世代だったMac OS 9(コードネーム”Sonata"。68K時代から続いていた旧Mac OSの最終バージョン)

ARMベースに移行したことにより、前述の通りmacOSから派生したモバイル向けサブセット版OSのiOS/iPad OS向けアプリも動作するようになりました。さらにSheepShaver/Basilisk IIといったオールドMacエミュレーターを使用すれば旧Mac OS時代の資産もそのまま使えるので、この子で動かないソフトは実質ないと言ってしまっても良いでしょう。

3.Sonomaの先だって、この子となら追っていけるんだ

Sonomaも、その先もずっと一緒にいてあげられる

OSのサポート期間もM1搭載モデルなら当面心配することはありません。9月にリリースされるmacOS Sonomaも強化されたゲーミング関連機能含めすべてサポートされていますし、来年以降の新バージョンも問題なくアップグレードしていけるでしょう。

Sonomaそのものはまだ第8,第9,第10世代Core搭載Macもサポートされていますが、今回Intel CPU搭載モデルだと利用できない新機能が多すぎるので正直本当に「ウィジェットがデスクトップに貼れるようになったmacOS 13 Ventura」そのものになってしまっていて、将来性も考えると今メインPCとして使うのはいろいろと厳しくなってきました。Macの未来をこれからも追っていくという意味でもメインPCとして今後も使うのであれば移行タイミングは今しかなかったということになります。結果としては正解でしたし後悔していません。

Mac ProもついにApple Siliconに移行し、現行ラインナップから搭載モデルが完全に消滅したので、おそらくmacOS SonomaがIntel CPUをサポートする最後のバージョンになりそうです。BootCampでネイティブに64bit版Windowsが動作するというメリットはあるのですが、かのあゆはそもそもMacでWindowsを使う気はさらさらありませんし(そもそも動いても物理TPM 2.0チップが搭載されておらず、CPUに内蔵されているファームウェアTPMも有効化できないので公式サポートされているのは残り2年しか使用出来ないWIndows 10までとなるためもはやメリットになってるかどうかも微妙)、今後の未来も追っていけるということを考えると最初からAirに乗り換えていればこんな・・・こんな無駄なリプレースは・・・

4.まとめ 結局Air

Latitude 5320(らちつでちゃん)も購入して良かったと思っている、最高にいい子なんですが(近いうち、こちらも簡易レビューを用意します)M1 Airは本当に使っていて楽しいですし、記事を書くモチベーションも高まる・・・というか、この子といるとネタもドゥンドゥン浮かんでくるので買って良かったと思っています。RAMは8GBですが、正直Final Cut Pro Xで本格的な動画編集をするわけでもなく、せいぜいiMovieで編集するくらいですし、むしろストレージ容量(512GB)のほうが重要なのでこの構成を選んで良かったと思っています。

クラムiBookや(2016年に)購入した時点で既に動くアプリがなくなっていたMacBook 2008も購入していましたが、サブ機としてちゃんと使うために初めて購入したのがMacBook Air Mid 2012。その後離れるかな・・・と思ったらやっぱりMacが好きだったのでAir Eary 2015→ろりまっく(2017)→Air 2018→MBP 13-Inch 2017と乗り継いでようやく、ここまで追いつきました。パソコンとしても20年前の今頃使っていた子はPC-9821Nb7とかPC-9821Nw150だかららちつでちゃんとあややあやあや(AYANEO 2021)みんなひっくるめてすごいスペックアップしたね!良かったね!

中学生の頃から憧れていましたが、当時はエントリー扱いのiMac、iBookですら高嶺の花だったので、たぶんMacをメインにすることは一生ないんだと思っていました。2008年に発表された初代MacBook Airは封筒から取り出すというCM含め、iBookと同じくらい衝撃を受けた子だったので当時真剣に購入を検討していました・・・していたんですが、結局ちんまい子にリソース突っ込んでたことや、(リトバスEXをプレイしたのもあって)Windows環境から思い切ってリプレースするのはまだ気が引ける状況だったため、初代Airは購入しませんでした・・・

Macをメインで使うという意味ではだいぶ遅くなってしまいましたが、本当にPCでここまで使って心底楽しいと思える子は久々です。楽しいから記事を書くモチベーションが高まるし、どんどん何かを投稿したくなっちゃうんですよね。Mac。

さすがに発売から3年を迎えるため、Apple Silicon移行第一弾となったM1 MacBook Airはそろそろ現行商品から外れるでしょうし、まもなくM3搭載モデルも発表され、今後M4、M5・・・といった新SoCも登場していくことになると思いますが、正直M1モデルでも恐ろしく早いので今度こそ、ちゃんとメイン機として長く使ってあげたいと思っています。あとデザイン面でM2 Airは好きになれないので・・・

そういえばAir Mid 2012もU-Shopさんで購入してるんですよね・・・何か運命的なものを感じます・・・

ずっと憧れだったMacBook Air(Mid 2012 11インチモデル)を購入しました ! 最新OSも十分快適に動作します(かのあゆ):ウインタブ

4.関連リンク

M1チップ搭載MacBook Air:Apple

コメント

タイトルとURLをコピーしました