aPhone版ZenFone 3 Deluxe ZS550KLはそのままの状態では最終バージョンのAndroid 8.0 Oreoにアップデートすることが出来ない

イオシスさんで販売されたaPhoneブランド版ZenFone 3 Deluxe ZS550KLなのですが、てっきり台湾メーカーが販売していたものなので台湾リージョンのROMがインストールされていると思っていたところ、普通にZenFone 9からはプリインストールされなくなってしまったATOK for ASUSが標準インストールされており、技適の電磁表示にも対応している国内版そのものでした。aPhoneブランドが国内でどうこうという話はZenFone 3シリーズが発売された2016年当時も聞いたことありませんし、この子が一体何者なのか一層わからなくなってきました。

本来ZenFone 3 DeluxeのプリインストールOSはAndroid 6.0.1 ましまろ・・・もといMarshmallowで、最終的にAndroid 8.0 OreoベースのZenUI 4.5までアップデートされているのですが、aPhoneにはAndroid 7.0 Nougatが最初からプリインストールされています。

ただしブートスクリーンがカスタマイズされていることからもわかるとおり、日本国内で正規販売されていたSIMフリー版ZenFone 3 ZS550KLとは別リージョンROM扱いになっているようで、プリインストールされている「NRD90M.JP_user_23.40.87.47_20170410」(その名の通り2017年4月10日にビルドされたファームウェアと思われます)が最終バージョンとなり、本来アップデートできるはずのAndroid 8.0への更新は出来ません。

試しにASUSサポートサイトからダウンロードできる国内版ZS500KL用の最終版Android 8.0 FWをダウンロードして端末側のルートディレクトリに配置するとアップデータとしてはちゃんと認識してくれるのですが、リカバリが起動した段階でチェックサムの確認に失敗して正常にインストールすることが出来ませんでした。(なおここで失敗しても元のファームウェアにロールバックされるので文鎮化することはありません)

つまり、このZenFone 3 Deluxe・・・もといaPhoneは「国内版ZS550KLがベースでインストールされているファームウェアも日本リージョンのものに準じているが、国内SIMフリー版とはあくまで別リージョン扱いとなっておリージョンを入れ替えないとAndroid 8.0にアップデートすることは出来ない」というのが結論になります。

・・・まぁ今やNougatだろうがOreoだろうがもはや「古いOS」であることには変わりないのでどちらでも良いと言えばその通りなのですが、リージョン変更するには日本版のboot.imgとrecovery.imgを用意する必要があるなどちょっと面倒な作業が必要になります。(またブートロゴのカスタマイズはなくなるので「背面に変なロゴがデザインされたただの国内版ZenFone 3 Deluxe ZS550KL」になります。それはそれでレアですが・・・)

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