CLIE PEG-N600Cを今更購入しました ー いまの端末はこの頃のわくわく感がなくなってしまった気がする

2023年になって2001年の今頃発売したPDAを購入 オールドPDA

2023年になって2001年の今頃発売したPDAを購入

2023年になって買うようなものでもないのですが、ハードオフ新座店にてソニーから2001年7月18日に国内投入されたPalm OS 4.0搭載PDA、CLIE PEG-N600Cを購入しました。一時期神田装備さんや土・日のみ出店している露店でもこの時期のPDAをたまに見かけることがあったのですが、さすがにこのあたりになると骨董品扱いになるせいか最近では実店舗で中古・ジャンク問わず見かけることがなくなってきました。

今回購入したCLIE PEG-N600Cは同年3月14日に発売したPEG-N700Cの廉価版という位置づけで、音楽再生機能(ATRAC3フォーマット)が省かれていますが、それ以外は逆にスペックアップしていてOSはPalm OS 3.5からPalm OS 4.0にアップグレードされ、処理速度の高速化も施されています。

初代Palm Pilot(US ロボティクス販売)

もともと3ComのPilot/Palm Pilotから始まったPalm OS搭載機は「Simply Palm」「Zen of Palm」をモットーに紙のメモと同じような感覚で使用出来るシンプルさを売りにしていたこともあり、競合OSであるMicrosoftのPocket PC(Windows CE)、Zaurus(Zaurus OS/Linux)と比較すると音声や動画といったマルチメディアコンテンツの対応は消極的だったのですが、ソニーのCLIEシリーズは初代モデルより独自にPalm OSを拡張してマルチメディア機能を強化しています。

今のスマホとは比較にならないが、それでも当時はその美しさに驚かされた

PEG-N700C/600Cからディスプレイが高解像度化されています(いわゆる“ハイレゾ化”)。とはいっても320 × 320なので今のエントリースマホの解像度(HD+、1,520 × 720)よりも低いのですが、初代CLIE PEG-S500Cが160 × 160だったこともあって画像や動画を鑑賞したときの美しさは本当に感動すら覚えました。あとPEG-S500CはSTN液晶を採用していた関係で日光が当たる場所だとえらく見づらかったのですが、この点も改善されています。

ただ残念ながら前述の通り音声出力がオミットされている関係で当時販売されていたVAIO(現在はソニーから分社したVAIO株式会社が販売)で取り込んだテレビ番組や専用ツールで変換した動画をプリインストールされた「gMovie」で再生することは出来たのですが、初代CLIE PEG-S500C/PEG-S300C(※モノクロ液晶モデル)と同じく音声出力には対応していませんでした。それでも当時はPalmで動画を見れるだけですごいことではあったのですが・・・

外部ストレージは今となっては懐かしい・・・というか下手すると知らない方もいるかもしれないソニー独自規格、メモリースティックです。

正直、どちらも思い入れがあるので迷った

ハードオフ新座店は一応近所ではあるのですが、仕事が変わった関係で最近はあまり立ち寄る機会がありませんでした。

昨日たまたま前の職場に遊びに行った帰りに現場に忘れてしまったLightning to Type-Cケーブルを購入しに久々に来店したのですが、ジャンクコーナーにかのあゆがPDA等の小型端末を購入し始めた2000年〜2001年頃のPDAがなぜか大量に販売されているのを発見。

今回購入したPEG-N600Cのほか、NTT docomoから販売されていたWindows Powered Handheld PC 2000を搭載するSigmarion II、独自OS(Zaurus OS)末期の名機ZAURUS MI-E1などがあり、正直ゼロハリバートンデザイン最終モデルのSigIIとPEG-N600C、どちらにしようか迷ったのですが、一応同期ソフトのPalm Desktopは現行OS(Windows 10/11)でもなんとかすれば動くことや、リアルタイムではスルーしていた(Pocket PC派だったのでそもそもCLIEは初代PEG-S500Cを購入したものの、それ以降は選択肢に入れることもなかった)こともあって今回はCLIEを選択しました。

確かWindows CEベースのPDAをWindows Vista以降のNT6.0系OSで同期する際に使用するWindows Mobile Device Center 6.1はWindows 10/11ではサポートされていなかった記憶があったので・・・

自宅に戻ってから動作確認したところ、値札に記載されていたとおり正常に起動できることは確認できました。発売から22年経ってる製品ですがバッテリーもまだ生きてはいました・・・たださすがにへたってそうではありますが。

パッケージやPalm Desktop等が収録されたインストールCD等は付属しているようですが、クレードルと専用ケースは欠品になっているようです。値段は1,100円(税込)。この時代のPDAはネットに接続してもWEBブラウジングは出来ませんが、スケジュール管理やToDoリストの作成などはかの・・・いやこれ別にCLIEじゃなくて今のスマートフォンでも出来るのでは?(白目)

有機ELディスプレイを搭載する「CLIE PEG-VZ90」を最後にブランド廃止となってしまいました。VZ90が発売した2004年の時点でPDA市場自体、収束に向かっていたのもあるのですが、一番大きかったのは携帯ゲーム機でありながらWEBブラウジングや動画、写真といったコンテンツの再生にも対応していたPlayStation Portable(PSP)が同じ年に登場してしまったのが一番大きかったような気がします。VZ90自体も「Zen of Palm」の意思は既に消え去っていて、PDA機能よりポータブルオーディオプレイヤーとして売り込んでいたのでリアルタイムでも刺さりませんでしたし、PDAとしてのCLIE最終モデルは2年前にオークションでようやく購入したPEG-TH55だと思っているのですが・・・

ただそもそもソニー的には最初から「CLIEはPDAではない」という位置づけだったようです。じゃあ何なんだよという突っ込みは別にして・・・

「CLIEをPDAと呼ぶな」コンバージド・デバイスの先がけとして開発されたソニーVZ90とは:価格.comマガジン

おぺりぺり5 IIと。あるいみごせんぞさま・・・とおもったけどおぺりぺりはそもそもソニエリ発祥の子だった・・・

今のスマートフォンはCLIE、、Zaurus、CASSIOPEIA、Jornada(じょるやん)といった2000年代に活躍していた子たちより大幅にスペックアップを果たし、使い方によってはPC代わりとしても活躍できるようになっているのですが、特にフラッグシップモデルは毎年モデルチェンジを繰り返しているので何というか、この頃のわくわく感は薄れてきてしまっているような気がします。銀河ちゃんもZenfoneもROG Phoneも筐体デザインは変わっていませんし、SoCにしても「AnTuTuスコア170万点!ほらすげーーーだろ!?」といわれても「で、そのスペックを今の段階で使い切れるの?」と感じてしまうほど、正直オーバースペックだと思うので・・・

と思っていたタイミングでCNET Japanが概ねかのあゆが感じていることそのものといっていい翻訳記事を公開していました。

新型スマホの投入は毎年じゃなくていい、もっと心躍るものが見たい:CNET Japan

2000年から2010年頃は毎年モデルチェンジしたとしても進化点が見られましたし、デザインも毎年のように変わっていたり、新OSを搭載していたりと本当にわくわくさせられたのですが、2020年以降はOSも「これマイナーアップデートでいいのでは?」と思えてしまうくらい大きな変化がありませんし、端末も「デザインはコピペ、SoCがアップデートされただけ」というものが増えてきているので行き着くところまで来ちゃったのかなぁと最近感じています・・・だからBlackview N6000みたいな尖ったコンセプトの子にひかれてしまうんでしょうね漏れ・・・

関連リンク

CLIE PEG-N600C:ソニーストア(言うまでもありませんがすでにディスコン済みです)

PDA工房(※今は液晶フィルムで有名ですが、その名の通り本来はPDA専門店でPEG-N600Cのメモリ(=ここで言うメモリはフラッシュROM、いわゆる内蔵ストレージのこと)増設サービスなども行っていました)

CLIE PEG-N600C:アスキー(発売当時の紹介記事)

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